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平成28年度卒業式 PTA会長祝辞

 竹園高等学校卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆さま、本日ご列席の皆さま、心よりお喜び申し上げます。先生方に於かれましては、生徒たちを3年間大切に育てていただき誠にありがとうございます。そしてこの場に列席したくても様々な理由でできなかった全ての方々へ、おめでとうございますと言わせてください。一年生、二年生のみなさんも、今日は参加してくれてありがとう。この学校の支えでもあった先輩たちが卒業してしまうことに、一抹の寂しさや不安もあるでしょう。だけど明日から、いや今日から君たちがこの学校を支えていかなければならない。

 三年生のみんなも自分が卒業していくという実感が湧かないかもしれない。でも今日、あの見慣れた校門を出るとき、君たちはここを巣立っていく。

 六年前を覚えているだろうか。三年生のほとんどが小学校の卒業式を迎えていたはずです。そして私はそのときちょうど小学校のPTA会長をしていました。2011年の春、2011年3月、震災の直後です。いろいろな物が倒れ、壊れた体育館の中で迎えた卒業式。あの時のみんなの不安そうな顔が忘れられません。でもそんな不安をすべて乗り越えて、今日、こうして高校の卒業式を迎えている。「ありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいです。

 今日巣立っていく君たちに、一つ言葉を贈らせてほしい。古い言葉だけど、がまんして聞いてください。私が母から教わり、母はまたその母から教わった古い古い言葉です。「禍福はあざなえる縄のごとし」。禍福、つまり幸せと禍はまるで「あざなえる縄」のようであるという言葉です。「あざなえる縄」とは、二本の縄をねじって結ったものです。髪の毛の三つ編みを思い出すとイメージしやすいと思いますが、二本の縄を交互に編んでいって、一本の強い縄にしたものです。幸せと禍は編んだ縄のように常に隣り合わせであるということを表していて、これには二つのメッセージがあります。一つ目は、どんなに苦しい時も悲しいときも、苦しくて明日が来ることさえ想像できない時も、必ず夜明けは来る、やまない雨はない、必ずトンネルの出口が見えてくる、希望を失ってはいけない、というメッセージです。もう一つのメッセージはなんでしょうか。幸せのすぐ隣に禍がある、一寸先は闇だ、という意味ではありません。今日我々がここにいること、息をしていること、話していること、ともすれば当たり前と取ってしまいがちなささやかな幸せに対する感謝の気持ちを忘れてはならない、といういましめの言葉でもあります。今朝起きた時のお布団が気持ちよかったなとか、朝自転車で来るときふといい匂いがしたなとか、昨日久しぶりに登校して友達と久しぶりに会ってほっとしたなとか、そんなともすれば当たり前と取ってしまうことに感謝する気持ちを忘れないでほしい。それは苦しみを知っている人間だからこそできる感謝でもあります。

 「禍福はあざなえる縄のごとし」。これは何百年も語り継がれてきた言葉であり、相応の真実が含まれています。そしてその真実を学んでいくのはまさに君たちなのです。この先、苦しいことがあるかもしれない、悲しいことがあるかもしれない、人生だから。でも決して明けない夜はない。そして今ここに君たちがいることに対する感謝の気持ちを忘れなければ、何も心配することはない。この竹園高校の校風が、君たちの中に知らず知らずのうちに強い「しなやかな知の力」を育ててくれたはずだ。その力でなんだって乗り越えられると信じている。竹高生たちよ、卒業おめでとう。胸を張って未来へはばたいてほしい。簡単ですが、私からのお祝いの言葉とさせてください。

 

平成29年3月1日 PTA会長 植松洋彦

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